人間関係が壊れる原因は・・・・
2012年01月21日
「人間関係が壊れる原因は、誤解です。
誤解の原因は、相手の話を聞く姿勢が欠けていることです」
人間関係が壊れる原因の多くが、お互いの誤解、思い込みです。
公論は誤解から始まります。
本当の意味での共感がなかったことが原因です。
どうして誤解が生じるのでしょうか?
それは、人の話を聞く姿勢が欠けていたからです。
相手が自分を責めたり、叱責するかもしれませんが、ここですべきことは
心の中で自分の感情がどうなのか、どのように変化していくのかに注意を向け、
じっくり完全に味わうことです。
その人の言葉に耳を傾けながら、自分の内側で何が起こっているのか、
心が語るストーリーをしっかり観察することです。
自分の心の中で起きていることに気づけば、なぜ相手が自分を叱責するのか、
なぜ自分に攻撃の矛先を向けるのかという理由が理解できます。
そして同時に、相手の心の中にある痛みも理解できます。
私たちの言動によって傷ついた過去の記憶が、その人の心の奥底で凝りとなって
眠っているかもしれません。
何か些細な出来事によってその傷がぶり返し、私たちへの復讐となって
表面化することもあります。
あるいは、その人は身近な人の死によって悲しみの淵に追いやられ、
その孤独な想いから、わがままをぶつけていたのかもしれません。
このようにして、相手の気持ちを本当に理解できるわけです。
相手の言葉に本当に耳を傾けることができたとき、そこにはジャッジ(決めつけ)は
ありません。
相手に対するジャッジはないのです。
ジャッジせずに相手の言葉に耳を傾けること、
これが本当に人の話を聞くということです。
ジャッジのないところにのみ、思いやりや同情心が生じます。
相手の心の痛みを感じとり、そして自分に対する苦言や咎めをしっかり受け止め
味わうことから、相手の内側の苦悩が見えてきます。
相手の言葉に耳を傾けることによって、他人の気持ちに敏感になり、
感受性を高めていきます。
そこに初めて、思いやりや同情心が生まれ、他人に対する心配が可能となります。
他人に対する思いやりから自然に行った行動、あるいは本当に人の話を聞くことから
自然に生じた行動、それを「対応」といいます。
逆に相手の話に耳を傾けずに出てしまう行動が、「反動」です。
人生をよく見てみれば、多くの場合、反動として行動しているのみです。
そして反動で人生を送っている限り、人間関係をどんどん壊していきます。
自分の心の中では何が起こっていますか
Posted by happy maru at 18:19│Comments(0)
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